
リスニングって何をどう勉強すればいいの?



巷で色々な方法が流行っていて迷いますよね!
- 聞き流すだけでリスニング練習に!
- 洋画・洋楽で耳を鍛えられる!
- このリスニングテキストが最強!
などなど…色々な方法があって迷ってしまいます。
私も長年リスニングの勉強方法で迷って色々試してみたのですが、結論、1番効果があった方法はディクテーションです。
私がTOEICのリスニングを270点→435点に伸ばしたときには、これ以外のことはなにもしていません。
もちろんこのTOEICに限らず、他の試験や日常会話のためにリスニング力を上げたいという方にも共通でおすすめできるのがディクテーションなので、ぜひ参考にしてみてください!
ディクテーションのやり方とは?
この4ステップを繰り返すことで効果的にリスニング力をあげることができます。



各ステップの詳細を説明していくよ!
STEP1:文章を聞きながら文字起こし


こんな感じで、ひたすら聞こえてきた音を書きなぐります。
意識するべきことは以下の2点のみです。
- 10秒程度の短文を使う
- あってなくてもOKなのでとにかく書く
使うべき教材は?
あまりに長すぎると適当になったり、難易度が上がってしんどくなるので、まずは10秒程度の短文から始めることをおすすめします。
そもそも音源ってどこから入手するの?という方は、以下の教材がおすすめです!
- TOEIC公式問題集
- スタディーサプリの実践問題集
- CNN English Express
TOEIC公式問題集やスタディーサブリの実践問題集では、TOEICのPART1部分が比較的短い文章なのでその部分をディクテーションとして使うのがおすすめです。
CNN English Expressは、短文があるわけではありませんが1分未満の短めの文章が掲載されています。
難易度は中級程度とリスニングに慣れていない人には難しく感じるかもしれませんが、スピードを遅くして聞くこともできるので初心者にもおすすめです。
TOEIC対策なら公式問題集かスタサプの実践問題集、それ以外ならCNNがおすすめ!
STEP2:納得できるまで繰り返し聞く
聞いていい回数の制限はありません。理想は「これはもうどう頑張っても聞き取れんわ」という状態になるまで繰り返し聞くことです。
繰り返し聞くにあたって、意識してほしいことは以下の2点です。
- 文法的に考えてみる
- カタカナで書く
文法的に考えてみる
音が聞き取れない部分も、文法的に考えてみると意外とわかることがあります。
例えば、「when does the bus —–」と「—–」の最後の部分が聞き取れなかったとして、この分に欠落しているのは何でしょうか?
それは動詞です。doesに続く動詞がありません。「動詞が入るんだ、じゃあbusが主語なる動詞ってなんだろう?arrive?leave?」とある程度予想をたてた上でもう一度聞いてみると、意外と聞き取れます。
カタカナで書く
それでも何言ってるかわからん!という場合は、諦めるのではなくカタカナで聞こえた音をそのまま書きましょう。(ひらがなでもなんでもいいですよ)


こんな感じで、私は何回聞いても「ワーニュー」にしか聞こえなかったのでとりあえずそれを書いておきました。で、答え合わせをするとワーニューの正体は”weren’t you?”だったことがわかったのです!
この正体がわかった瞬間はすごくすっきりして気持ちがいいし、何よりこの音は自分にはこう聞こえるのか!と新発見になります。
これを繰り返すことで、少しずつ聞こえるようになってくるのです。実はこのステップが1番大事なので、必ずやってくださいね。
STEP3:答え合わせでミスの傾向を知る


こんな感じで、間違えた部分には答えを見ながら正しい文章を書き足していきましょう。(ほとんど間違ってる文章もありますね、笑)
答え合わせをしていると、「こういうミスの傾向があるのか」「whereってウィアーって聞こえるんだ」とか色々な発見があります。
この発見の段階が、1番里リスニング力が伸びている時です。
だからこそ、聞き取りの段階で納得できるまできいたり、カタカナで記録しておくことが大事なのです。
潔く諦めるのも大切
答え合わせをしたうえで改めて音源を聞いてみても、「これはどう頑張っても聞き取れんやろ」ってものがたまにあります(笑)
そういうときは、「こういうのも聞き取れきゃいけないのか…」と落ち込まず、「これは、無理だ」と潔く諦めましょう。
スペルミスは気にしなくてOK
上の写真ではスペルミスも直しちゃってますが、それは直さなくてOKです。
目的はあくまで聞き取れるようになることであって、正しいスペルで文章をかけるようになることではないですからね。



わたしの変に細かい性格的に、直さないと気持ち悪かっただけです笑
STEP4:自分で発音してみる
よく、「自分で発音できない音は聞き取れない」といいますが、これはわりかし事実だと思います。
答え合わせをして、「なるほどこうやって聞こえるのね〜」と頭で理解して終わりではなく、しっかり自分の口で発音することで、自分のものにすることができます。。
文章を見ながらで構わないので、音源と一緒に読んでみましょう。(特に間違えたところ)うまく発音できなくても、繰り返していくうちに少しずつ発音できるようになり、発音できるようになれば聞き取れるようになります。
こちらも満足に発音できるまでやってほしいですが、短い文章なら最低でも5回くらいは発音してほしいですね。
ディクテーションは大変だけど成果は出る
ここまで見てきて、



ディクテーションって思ったより大変だな…
と思った方もいるのではないでしょうか?そうなんです、結構大変なんです(笑)
特に最初は、慣れないし聞き取れないしでかなり時間がかかってしまいます。が、続けていれば少しずつ勉強効率もあがって、聞き取れるようになるので粘り強く続けてみてほしいです。
ディクテーションは量より質を重視
個人的に、リーディングでは質より量で、ひたすら長文や文法問題を解くのが最も伸ばしやすいと思います。(もちろん基礎は固めたうえで)
ただディクテーションについては、質を重視して丁寧にやってほしいです。
全部で4ステップ紹介しましたが、適当にやっていいステップはなく、「自分でできる限り聞き取る→答え合わせで発見→自分の口で発音」これを繰り返すことで確実にリスニング力があがっていきます。
時間はかかりますが、毎日コツコツ丁寧に積み上げてみてください。



私は1日30分だけ!ときめてやっていました!



続けられることが何より大事だね!
ディクテーションでリスニング力をあげよう!
もしいまリスニングの勉強方法に迷っている方がいれば、ぜひディクテーションを始めてみてください。
これであっているのか不安な気持ちもわかりますが、まずはやってみることが大事です。
途中で迷ったり嫌になったりしたら、お気軽にコメント欄にてお知らせくださいね!
まずは一緒にディクテーションでリスニング力向上に向けて走り出しましょう!










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